美ヶ原3
2006/02
寒さを心配していた夜は、逆に暑くて何度も羽根布団を蹴っ飛ばす。
夜中に目覚めて窓の外を見ると、意志を持つかのような濃い霧が谷から
吹き上がってきて、なんとも言えない不思議で圧倒される景色でした。
試しに外へ出てみたら、霧というより氷の粒。霧氷への期待大。
しかし、朝になっても霧氷はつかず、荒れ狂う吹雪が窓の外に展開。
静止画だと様子がわからないので、動画はこちら。
朝食の頃には吹雪はやんでいたものの、今度は地吹雪に。
どうかなあ、と言いつつ、9時開始の雪上車体験ツアーに9時半から参加。
昨日は「王ケ鼻入り口まで雪上車で行って、断崖までの200m(車は
入れない散策路)を歩いてください」との話だったのに、さすがに変更。
そんなことしたら全員落ちます(^^;) ので、安全な美しの塔ツアー。
※王ケ鼻は宿から1.2kmの距離にある、松本平に向かって切れ落ちた絶壁
運転席側。運転手(右)はやたらとひょうきんでした。
地吹雪に霞む美しの塔
中には鳴らすと幸せになれるという鐘があるので、鳴らしに行く。
ほんの十数メートルの距離が辛い。地吹雪って痛いものなのね。
地吹雪の軌跡が写ってます(^^;)
乗ってきた雪上車。2000万円のテレビ局のものを
バブル後15万で払い下げてもらって4台所有とか。
この後記念撮影したんですが、強風に耐えるためみんなばらばらでした(^^;)
ホテル帰着。テレビ塔が霞んでいるのは、雪でも霧でもなく地吹雪のため。
あまりの凄さに、NAC遭難部発足…。地吹雪体験ツアーと相成りました。
余談ですが、夏の美しの塔はこんな感じ。バックにホテルも見えます。
夏は牛が放牧されてのどかな風景なのに…。
さて。ここで10時。チェックアウトは済んでて部屋に入れないのに、
帰りのバス出発は12時前後。特にやることもないので(これ以上の
地吹雪体験はもう勘弁)、ロビーで無料のミルクコーヒーや笹茶を
頂きつつ、談話室の本を読んだりしながらだらだらと過ごす。
林道に雪が吹き溜まり、除雪車が出動して行ったとのこと。
さぶちやんの真似して、談話室の窓についた雪を撮ってみた。
そいや、偏光フィルター(見事な色になる)借りるの忘れてたわ。