鳥たちの沈黙・ネタバレ編

2003/01/29



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「鳥たちの沈黙」は、モトモト、1999年ノストラダムス「恐怖の大王が降って
くる」ネタだったのですが、もう過ぎてしまったので、これはマヤかケルトの
巫女の予言あたりに合わせて2030年くらい(マヤは正確な年忘れた。ケルト
は年代指定なし)にすべきかと悩み中。あまり未来だと、科学的考証ができ
なくなるので困るんですけど。
 実際にも、そのあたりの年で起こる話ですが、巨大隕石が地球に降ってくる
ネタです。その後似たよーな映画が何本か出たので、今でも使えるかどうかは
謎ですが、一応メインは隕石ではないので。隕石落下は「核の冬」と同じく、
巻き上がった塵による太陽光遮蔽で、一瞬で氷河期を発生させるのですが、
これだけの規模の地球環境破壊には、直径2〜3kmの隕石で事足りるとか。
 現実でもこの数倍の隕石が接触しそうだそうで、その対策として上がってた
案をもじっただけの話だったりします。1999年までに描きたかったな(-_-;) 


 1998年(を、何年に変えよう(^^;))、世界中で鳥の大移動が報告された。翌年、
全く鳥がいなくなった街で、沙羅の元に現れた二人の少年。「鳥たちはコロニー
を作り始めた。もうすぐ地球は滅びに入る。君は『トリ』だ。迎えに来た―」

 進化の頂点にいるのは鳥であり、哺乳類とは幻である、というネタの話です。
進化の過程で爬虫類から鳥類と哺乳類が分岐したのではなく、極度に進化した
鳥が「変化」の能力を獲得し、魚や獣に変化したままいつの間にかそれが生来
の姿であるとして遺伝しただけ、必要な時には全て鳥に還る―という設定です。
ほとんどがその特質を失った中で、一部だけが太古の特質を受け継いでいて、
それが総称して『トリ』。哺乳類等に固定した他の生物と違って、自分の意志
で姿を変え、特殊な能力を操ることができる、と。

 その年、地球に巨大隕石が接触することは、『トリ』の予知を待つまでも
なく既に科学者は察知していた。しかし進路を変える方策は全て失敗。最終
手段として大量の核を撃ち込むことになっているが、実際にはこれは失敗して
隕石もろとも北極へ落ちることを予知した鳥たちは、確実に来る「冬」に備え
て集結し、遮蔽壁を張ってコロニーを造っていた。そうして生物が絶滅した後、
再び鳥を頂点とした世界をつくろうとして。そのためには、世界中に潜在して
いる『トリ』を呼び集める必要があったが、結局、『トリ』として覚醒はした
ものの、人間を見捨てることを嫌った沙羅とそれに巻き込まれた少年二人
だけが離反した。

 『トリ』ではなくとも、先祖返りとしての能力者はいる。沙羅たちに接触を
図る人間側と、帰還を迫る鳥側。厳密には『トリ』とは呼べない、帰還組に
過ぎなかった一人(だから名未定(^^;)能力者ではあり、もう一人の従兄弟)
が鳥としての呼び声に耐えられなくなる現象。

 ラストではNASAの日系人と協力してロケット飛ばしたりの宇宙モノにまで
発展するので、画力的にこれ描き上げるのきっと無理だろうなー(^^;)ついでに、
確実に先が読めるワンパタ展開になるだけに、構成には気を使いそうです。



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